行政書士事務所開業直後に固定電話番号やFAXは必要なのかどうか

結論から言うと、初めから中小企業を相手にすることが決まっていること場合以外は、様子見でよいと考えています。

遺言や相続の場合は個人のお客様が相手なので、携帯でのやり取りで十分です。
固定電話の方が信頼性があると言いますが、今の時代80代前半の高齢者でも携帯電話でやり取りする方はいらっしゃるので、連絡先が固定電話だからといって忌避される要因にはならないと考えます。

中小企業は未だFAXを使用していると言いますが、先輩の行政書士の方々に聞いてみたところ、「支部関連の出席の確認のとき使用するぐらいだ」という答えが返ってきました。

もちろんFAXをよく使用するクライアントもあるとは思います。ただ開業直後に、固定費を増やすのではなく、必要に応じてFAX回線を引いたらよいのではないかと思います。今はE・FAXという選択肢もあるので、下調べはした方がよいかもしれません。

固定電話も転送して携帯に通話をもってくるならば、転送費用がかかるうえに、結局は携帯電話を使用しているのと異なりません。
ただ事務所の電話番号を携帯電話として登録すると、行政書士会連合会の行政書士一覧にその番号が載ることになります。そういったものが嫌な場合は、固定電話を引くのも十分にメリットがあると思います。

固定電話やFAX導入は、お客様の客層や運営資金と合わせて検討をするのがよいかと思います。