行政書士事務所の開業を決意したらやっておきたいこと(名刺編

名刺は開業を決意したら必ず作ると思います。そして名刺は営業の基本です。
なぜならチラシとは違い、すぐに捨てられる可能性が低いからです。

チラシを配ったけど、何も音沙汰がなかったということはザラに聞く話です。
チラシを自作したことしても用紙代やインク代がかかります。デザインから業者に依頼すれば猶更費用がかかります。

だからこそ名刺の作成にはこだわって欲しいのですが、必ずやって欲しいのは「顔写真」を載せることです。
顔写真を載せることで相手に印象を与え、かつ性格を想像させ、信頼を獲得することも可能です。私のHPでもトップページの挨拶のコーナーでバストアップの写真を載せていますが、それもこういった考えのもとに載せています。

ここからは名刺に関する実体験です。私は自分の事務所を開設する前に、他の行政書士事務所で補助者として働いていました。そのとき幾人かの行政書士から名刺をもらったのですが、顔写真はありませんでした。名刺をもらってから10年近くたち、開業するとなってもらった名刺を改めて見たとき、名刺の先にある人物像が全く思い出せませんでした。
唯一覚えていたのは、スナックを経営しつつ行政書士をやっている女性の方で、その方は経歴から何となく覚えていました。

10年というのは極端な例ですが、遺言相続ならば3年後に電話があることなどよくあることです。そのとき遺言相続を扱う名刺が2つあり、1つは顔写真があるもの、もう1つは無いものだとしたら、どちらに連絡してみようと考えるでしょうか。そういうことです。

私は顔写真はカメラのキタムラで取り、1年間保証されたデータをもらいました。行政書士の登録に使う履歴書の写真も含めて9000円くらいだったと思います。

名刺はラクスルで作っています。パソコン上で名刺を作れ、修正したくなったらすぐに行えます。最小ロットでもケースに入ってくるため、しばらく配らないときも安心です。

最後に、名刺は最小ロットで発注してください。完璧にできたと思っても、配っていくうちに内容を変更したくなります。業務が定まっていない場合は特にその傾向は強いでしょう。大量に発注することで安くなることがありますが、特に開業直後は最小ロットで発注することをお勧めします