23年の6月1日に行政書士事務所を開業したので、投稿時点でおよそ1年4か月の状況です。
行政書士事務所1本で喰えているかというと、正直に言って喰えていません。どこからの事務所から独立開業して、ご祝儀として何名かのお客様を連れていけたという話でもないので、当然の帰結かもしれません。
では私の人生はお先真っ暗かというとそういうわけでもありません。
行政書士事務所と兼業可能な非常勤の国家公務員になったからです。
その非常勤の職は、相談を受けるなどの面で、士業と親和性が高いものとなっています。
士業にとって相談を受けることは、日常茶飯事に行われることで、そこから依頼につなげていくことになります。その非常勤国家公務員は、働きながらそういったスキルを磨くことができます。
なお日本行政書士会連合会が公開しているデータでも、行政書士とその非常勤国家公務員を兼任している人は、多くはないもののいるようでした。
仕事は相続関係で、知り合いや広告から依頼されたものが全てです。知り合いからの依頼は、相続が簡単に発生するものでない以上、一旦は頭打ちになるでしょう。広告も多額の費用が発生する以上、乱発するわけにもいきません。
知り合いから依頼されたものは、その人となりを知っているからこそ相続等の重要案件を話してくれたのだと感じています。ゆえに非常勤公務員として働きつつ、今まで接点のなかった人たちに私の人となりを知ってもらい、また人となりを磨いていきたいと思います。
1年4か月事務所を運営しての反省点は、名刺を配ることを躊躇していた面があるということです。
名刺がすぐ効果を発揮するというのは稀でしょうが、種まきを怠っていたという自覚が最近芽生えています。