行政書士コンクールは、県下4名の行政書士の話を市民の皆様にお聞きいただき、それぞれ伝える力について採点していただいた催事です。つまり視聴する側(市民)が、講演した行政書士を採点するという内容になっています。
行政書士をやっていると一度は、「行政書士って何をする人なの?」と聞かれると思います。コンクールではテーマを遺言相続に絞り、行政書士は遺言相続を取り扱っているんですよというアピールを行うと共に、行政書士の認知度を高める。それもこの企画の目的でした。
私は実行委員(裏方)として、この催事にかかわりました。
定員50名で、参加者は42名。初開催でこれは大成功といえると思います。
この成功の最大の要因は、くるめ支部長にやる気があったからです。元々この催事は支部長の企画で、行政書士コンクールにも本年度の予算がついていました。
また実行委員のなかにイベント主催を仕事にしていた方がいて、「イベントを主催しただけでは人は予想以上に集まらない」という意識が、実行委員や協力的な支部会員に共有できたことが大きかったと思います。
アンケートも実施して回収したのですが、「また開催してください」や「行政書士さんへのアクセスが少し身近になった感じがしました」などのコメントももらいました。これはある程度の予算が確保されていたからこそ、より良いものにしていこうと試行錯誤した結果だと思っています。
私は採点表を作って集計したり、アンケートを集計したりしましたが、遺言相続について肌感覚だけでない、大量のリアルな情報を得たのはこのうえない実益だったと思っています。
実行委員会が立ち上がってからの2か月強、この催事にあたって賞状&優勝カップの値段を含めた選定&発注など、1時間単位で時間が溶けるお金にならない仕事もやってきましたが、それに見合うだけの情報を得ることができたかなと思っています。
行政書士コンクールの実行委員会には、くるめ支部長から誘って頂きました。誘って頂いたのはそれまでにHP検討委員会などの支部行事に参加していたからだと考えています。つまり支部の仕事に積極的に参加したことが巡り巡って、仕事上とても有益な情報を得られたわけです。
行政書士に成りたての方は特に、支部で活動があったら積極的な参加をしてみたらいいのではないでしょうか。
追記:行政書士コンクールの翌日くるめ支部の活動で、入室前に待機していたら、講演した方の1人により、以下の言葉が聞こえてきました。
「かなり良かったイベントでしたよ。来年も開催するんじゃないですかね?先生(話相手)、来年参加されてはどうですか?」
到着したばかりの自分以外は行政書士コンクールのスタッフは見当たらなかったので、講演者側にとってもよいイベントになっており、講演・視聴両方にとって満足度の高いイベントになったのかなと感じた一幕でした。